絶対混むし、通常の展覧会よりも入場料が少し高いし、行かないでおこうと思っていたが、こんなにモネ100%とかいわれる展覧会も滅多にない機会だと思って行った。
モネの睡蓮が好き。去年、大山崎山荘美術館でも見たし、だいぶ前に大原美術館でも見た。
暑くて、人が多くて、物凄く疲れた。そんな疲労感しか残らなかった。
入場券を買うのにも凄く並んだ。
長袖のジャケットなんていらなかった、半袖でもよかった、熱中症一歩手前だった。
この手の展覧会では、ただでさえ混雑で疲れるのに、全作品をじっくり眺めるなんて無理と諦め、気になる、惹きつけられると思う絵にだけ近寄ってじっくり眺めるしかない。
老若男女問わず凄い人出だったが、それでも去年の京都のルーブル展ほどではなく、あの時よりはじっくり見ることが出来た。
連作の情景というだけあって、似たような印象の絵が多かった。
タイトルは覚えてないけど、海の色が綺麗なブルーグリーンの絵があって、それが印象に残った。
印象をもとに検索したら、多分この絵。
<ポール=ドモワの洞窟>という題だった。ブルターニュの海。
この海の色が本当に綺麗だった。
空や海の色が綺麗だった。モネには本当にこんな風に見えるんだろうか。
こんなことをいうのもなんだが、絵を眺めていて、わたしもまた絵を描きたいという気持ちが沸き上がってきた。モネみたいなのを描くわけでも、描けるわけでもないが、なんか刺激を受けたらしい。とりあえず夢二の模写でも突き詰めてみようか。
疲れた、とにかく疲れた。
撮影OKのコーナーには睡蓮や花の絵が多くて良かった
西洋画の展覧会では額縁もすっごく気になる。デコラティブなのが多くて、そっちにも目がいく。↓この睡蓮のも凄い。
美術館の周りに、去年、大山崎山荘でも見たシャガの花がたくさん咲いていた。
…この美術館って、外観が真っ黒なキューブでシャープでモダンだと思うが、中もハイセンスで4階まで吹き抜けというのが物凄くて、長い長いエスカレーターが怖い…足がすくむ…上りの時、振り返らない…笑!
土佐堀川沿いの緑道のバラはまだ全く咲いていなかったけど、<鏡花>とか<熱情>とか、そんな名前のバラがあって品種の名札を見て、どんな花だろうと想像するのも楽しい。