浪漫草紙

~生れる前の昔恋しき~

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大正十二年の夏休み~「鉛筆」~

<大正十二年の夏休み>という題で小説、書きたい。 元ネタは信子先生の「黒薔薇」所収の「鉛筆」という、ごく短い短篇。 ごく短いからこそ、いろいろ想像がふくらんでしまう。短く削ぎ落とされ、想像の余地というか、余白があるからこそいいのかもしれない。…

ヘリオトロープ~香水草~関東大震災から100年~

ヘリオトロープ(別名が香水草)とは、こんな花。 薄い紫の小さな花の集合体。 昔々、ヘリオトロープという名の香水がありました。(花から香料を取ったものでなく合成) 明治時代に日本に初めて入って来た香水とされ、明治・大正の文学作品には、この香水や…

北欧デザイン展in高島屋

久々の展覧会。(結局、京都の<少女たち>は行けそうにない、あと一つ、会期が9月まである、気になっている展示があるがそれはどうか) 高島屋の北欧デザイン展とムーミン・マーケットへ。 14日に行く予定だったが、台風の影響が気になり、延期した。 北…

<妄想劇場~「復活」~>

<妄想劇場~「復活」~> 「復活」とは、いかなる芝居だったか? 久々に趣味の大正浪漫研究的(自称大正浪漫研究家)なことを書きたくなった。<大正浪漫><新しい女>といえば、松井須磨子……ということで、「復活」とは、どんな芝居であったか?思い巡ら…