浪漫草紙

~生れる前の昔恋しき~

芥川の写真集

今日は気分転換に普段行かない大型書店に寄って帰った。
そしたら、こんな本が出ていたのか!とびっくりした本があった。
芥川龍之介写真集…!
この界隈で誰が買うねん?て、ちょっと思った。
今、読んでいる「蕭々館日録」でも魅力的に書かれているし、思わず、手に取り開いた。
芥川が丸刈りの学生時代の写真や婚礼の時の写真やら子供と一緒の写真やら、セピア色の写真が満載だった。
…いや、それにしても…令和になって6年というのに、亡くなって100年近い作家の写真集が出ることにびっくり!
奥付を見れば、出たのは今年の3月末。編集は日本近代文学館。
かっこいいし被写体として素晴らしいんだろうけども…作家の写真集なんて見たことない!凄い…!

「蕭々館日録」は、昭和初期には生きていた…今となっては死語である言葉が端々に出てくるが、それも魅力的に思える。久世さんの描く大正の名残が尾を引く昭和初期の雰囲気に、いつまでも浸っていたい。

昭和初期が、もう100年近く前になってしまう…ということに改めて驚いてしまう。

100年前っていうのは明治時代で…という認識…笑!