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三度目の…大阪くらしの今昔館の「レトロ・モダン・ロマン、乙女のくらし」を見てきた。
さすがに三度目ともなると、写真を撮らねば!と躍起になることもなく、ゆったり鑑賞できた。
何度見ても良い…。
改めて、クラブ白粉のこのポスターが好きだと思った。とても惹かれる。
(展示ではクラブコスメチックスのものは撮影禁止だから、ネットで拾った)
緑色の髪の女性の瞳に心奪われる。目が良い…まなざしが良い…!
鏡を持つ手もサラッとシンプルに描かれているけれど、凄く綺麗。
この<新しい女>の絵も好きだし、
夢二のセノオ楽譜の「アベ・マリア」も良い。(アリマ・ベアって読みたくなる…)
堪能した…凄く良かった…気分がすぐれなかったけれど、快復傾向にある…。
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そうして…ついにというか、クラブコスメチックスの文化資料室も平日のみだが、事前予約して、見学してきた。
小規模だったが、興味深かった。
展示の写真撮影は不可だった。
いろいろな双美人の図案の比較が特に面白かった。右向きだったり、左向きだったり。
双子っぽいと勝手に思っていたけど、どちらもそんなに似ていなかったり。
以下、わたしが持っている大正時代の雑誌のクラブ白粉の広告。
昔の婦人雑誌や演劇パンフの裏表紙といえばクラブ!
物凄くシンプルなイラスト…。
これは大正4年の大正博覧会の写真集。出陳もしていたらしい。
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クラブコスメチックスは阿波座にある…ということで近くのサムハラ神社にも久々にお参りしようと行ってきた。
平日でも参拝するのに5~6人、列をなしていた。
おみくじを引いたら、小吉だが、なんというか全体的な内容が、この前、豊國神社で引いた大吉のおみくじと似ていた…!
それはもちろん同じ業者が作ったおみくじというんじゃなくて、神社の名入りの独自のものと思われるおみくじで、文章も全然違う。
特に縁談のところ、今日のサムハラのおみくじではこうだった。
<自分の心から苦しむなり、向ふに変わりなし>
そして、願望のところが、
<叶ひ難き様なるも、半より案外安く叶ふ>
で、この前の豊國神社はというと、
縁談が、
<自分で苦しみます。相手の気持ちは変わりありません。>
願事が、
<むずかしいようでも、途中からやさしくなりとげられるでしょう。>
一緒やないか!
これは、同じような内容でつまらない…と思っているんじゃなくて、嬉しい驚き!
嬉しかったという意味で、びっくりして、なんか念押しされたような気分。特に縁談のところ。