浪漫草紙

~生れる前の昔恋しき~

春の大古本祭り~予測不能~

四天王寺の古本まつりへ行ってきた。
朝の10時過ぎには着いていた。(何、気合入ってん!笑)
今回は余裕をもって、休憩もしつつ、じっくり見て回ろうと思っていた。

テントがあるから関係ないけども雨が少しぱらついていた。
この天気のほうが気温も上がらず、砂埃も気にならず(それでも黒い靴は砂にまみれて白っぽくなった)、ちょうどいい。

ここ数年は行かないことも多かったし、来ても、見て回るだけで疲れてしまって、何も買わないことが多かった。

なんというか本の背表紙ばかり、たくさん見ていると、わけがわからなくなってくる…笑!多分、脳が処理しきれなくなってる…。
普段なかなかお目にかかれない本を前にしても、だんだん感覚が麻痺してきて、そんなに珍しいものに見えなくなるというか。

こんなところで、欲しかった本に巡り合えることはない。
自分でも何が欲しくなるかわからない。
何があるかわからない面白さといえるけども、だいたいいつも、<大正時代のなんか可愛い本>とかいう照準を脳内に定めて、いろんな店を見て回るけれども、そんな狙い通りの本はなかなか見つからない。

今回は<大正時代のなんか>は目につかず、いつにないことで絵本ばかり5冊も買ってしまった。絵本・児童書コーナーばかり見ていた。タイトルを見ただけで泣きそうになる懐かしい本もあった。
夢二の本も一冊買った。


中でも、そのうち2冊は表紙の絵に一目惚れ。

この表紙の絵に一目惚れした!
ぱっと見、アール・ヌーヴォー風?ヴィクトリアン風?とか思った。とにかくアンティークな絵柄に惹き付けられた。
モーリス・センダックの絵、良い。お話も興味深い。

 

これも表紙に一目惚れ。

下の草花の部分など、まるでウィリアム・モリスのようと思ったし、中もそんな装飾的な絵が多い。

どちらもグリム童話。

本当に…自分でも、まったく、こんな思いもよらない本を買ってしまうのが古本まつりなんである…笑!本当に予測がつかない。

本当に暑くなくてよかった!暑かったら、もっと疲れてる。

絵本だから、そんなに分厚くはないけれど、5冊は結構重たかった…!
そんな5冊を提げて、近鉄の中をうろつくとか…!笑、ジュンク堂も行きたかったし(どれだけ本を見れば気が済むのか!)丸福にも行きたかったし、デパ地下で和菓子も見たかった…!

丸福珈琲店が大好きである。

久々に行ったから、嬉しがって、写真も撮った。

丸福のホットケーキ、久々。沁みた!
ホットケーキもプリン(硬め)も卵や生クリームの風味が濃厚だった。
くつろげて、買った本も少し読めて、優雅な気分になれた…笑!(ゆっくりしたかったから、焼くのに時間がかかるといわれるホットケーキにした)

そして、<あんこの記録>。

今日は御座候の写真を撮れた!!笑

歩き疲れて帰って来て食べる御座候は格別。