浪漫草紙

~生れる前の昔恋しき~

油絵を体験した

初めて油絵を体験した日のこと、

油絵を体験させてくれる、一度きりのワークショップがあったので行ってみた。

他に油絵の教室に見学に行っていたけど、とても続けられる気がしないと怯んでしまっていた。
ちょっと描いてみたいだけ…それだけだったけど、あまりにレベルの高そうな人々、そして、続けられるとも思えないのに、提携の画材屋のカタログを見せられ道具をこれだけ揃えろみたいな話を聞かされる、それも嫌。
見学に行く前は、入会する気満々だったけども。
その教室では皆が、キャンバスと同サイズの写真を見ながら描いていたが、そういうもんなんだろうか。その写真があるなら、それでええやん、って、ちょっと思った。

ちょっと試したい、でも、ちょっと試すのに油絵は敷居が高い…と思うわたしに、ちょうどよいところがあってよかった。

なぜ、油絵にこだわるのか?
やっぱり…世界中の名画として残る作品は油絵が多い、本格的な絵画作品といえば、やはり油絵…という憧れから?
やっぱり気軽に試せないからこそ、描いてみたいのか。

で、試してきた感想はどうだったかって…
これは、最初に油絵教室の見学に行った時にも思ったことだが、わたしはやっぱり筆や絵具を扱うのが苦手。汚れるのも嫌だった。
もっと気軽に、手軽に描けるほうがいいな、と思ってしまう。わかっていたことだが、それを確認しに行ったようなものか?気は済んだということか。
油絵具を使ってみた感想は、油で溶くことに特殊なイメージを持っていたけど、別に今まで使ったことのある絵具と変わらないと思った。油の匂いもきついんだろうと思っていたけど、そんなことはなかった。
けど…油絵じゃなくていい、という思い。

で、これが初めて描いた油絵。クジャクサボテンの花。これもスマホの写真見て、描いたけども。

納得はいってない…微妙て思いながら描いてた。まぁ、お試しだから…試すだけ、試せてよかった。どんな画材を使おうとも、自分自身の絵に変わりはないんである…。