浪漫草紙

~生れる前の昔恋しき~

この胸の高鳴りを~ファンレターの話~<2/11追記>

例のコンサートも、ついに明後日。

これほど行く前からワクワクするコンサートは久しぶり。
もともとそんなに生のステージを見るほうではなく、最近は観劇のほうが多かったか、それも最後に見たのは2022年。一体コンサートはいつ以来か?2017年くらいかもという気がした…!そんなに!?笑

しかしまぁ、わたしが熱を上げているのは<全体>ではなくて、<個人>なんだから(今更、伏せなくても笑)、少し落ち着けと自分をなだめつつ、ファンレターを書くのも久々で、それが楽しかったので(まだ未完成)ファンレターについて書きたい。
この尋常ではないテンションを鎮めるためにも、ファンレターについて語ることにする。
わたしもファンレターについて書かれたブログを読むのが好きだし、ネットの集合知とやらに、わたしもファンレターについての一筆を加えたいと思った。(大して参考にならぬものを、大げさな笑)

 

一応、コンサートに行く前に書けるだけのことは書いた、後はコンサートを見ての感想。まぁ、それも何を書くか、大体わかりきっている笑。最高でした!素晴らしかったです!感動しました!ってことである、要約すれば笑、それをいかに修飾するか?

 

憧れのおねえさまに贈るのですもの…そこは大正浪漫的に華宵の便箋や、かいちの絵封筒を使いたくもなるが、貴女さまのためにコレクションのアンティークを使いましたの…なんて趣向は重たすぎる(時代錯誤の極み!)…そんな、いつの時代から届いたんや?というような古びた紙で、(デザインは古びていない!)送りつけるのも失礼…ということで仕方なく不本意ながら現代の清新美麗なレターセットを購入した。

 

で?何?レタセを買うのは何十…いや、十何年ぶりだろうが笑、封筒3枚で便箋6枚?封筒1枚につき、便箋2枚てか?
今のレタセって何?贅沢品?なんか、花嫁が結婚式の時に両親に渡す用みたいな、そんな高級フォーマル的な?いまや手紙は高級フォーマルなのか?

フォーマルいうたら喪服やけども(花嫁は?笑)喪服は、いつ何時、必要になるかわかりませんから、と勧められたこともあるが(そうして買った喪服は、いつしかサイズアウト)、レタセもいつ何時、必要になるかわからないものかもしれない。

それに、レターパッドと、お揃いの封筒が別売りになっているものの値段にも少し驚いた。(隔世の感?笑)

わたしは古風な趣味だし、手書きが億劫どころか、好きだし、字も綺麗だけれど(自分でいう笑)手紙を書くのは苦手だった。
書きたいことはあるのに、なかなか書き出せず、仕方なくPCのメモ帳で下書きの下書きを打ち出しすことにした。

それはもちろん、順序は関係なく、文章の入れ替えもコピペで自由自在なのが便利。メモ帳で文字数もわかるのはいいが…便箋に書いてどのぐらいになるかが、よーわからんねん…笑!メモ帳で書いた感じでは、あれ?思ったより少ない?と思ったが、便箋に書けば、結構な量な気もする。

というか!PCで打った下書きを、これまた下書き用の便箋に書き写していくわけだが、この下書き用というのが、いたって普通のノートのように余白なしに行が上から下まで続くもの、でも、本番用の美麗な便箋は上から下まで行がびっしり続くってことないやんか…余白があり、美麗なデザイン(煌めく箔押しの)が入っている、どう見ても下書き用より書くとこ少ない…便箋3枚くらいに収まるだろうか…。

現時点は、下書き用便箋に写した段階で、本番用便箋ではどのぐらいになるかを気にしているところだが、その後の下書きを本番用の便箋に写して、ペン入れする工程も緊張するんである笑。

切手もこだわりたいところだけど、近所の郵便局にそんなええのがあるかどうか…一応チェックはしてみるか…今んとこ、一枚しか使わんのに840円のシート買う?笑!まだ出せばよいではないか!
一通だけ出すのに、窓口で記念切手を貼ってほしいとお願いしたこともあるが、良い切手を貼られたためしがない。
ちょうどそれがそのシートの最後の一枚で、使い切りたかったんやろ?という感じ。

PCで下書き、それを下書き用便箋に筆写、それをさらに本番用美麗便箋に筆写(それも下書きとペン入れ)という工程をもはや楽しんでもいるけれど、こんな手間を手間とも思わず、ファンレターを書くほど貴女さまが好きなんです!!とネットのコメントでは収まりきれない思いの丈を伝えたい。

 

<2/11追記>

新たに記事にするほどではないから、続きとして追記する。

ブログを書くのは、ネットの大海にガラス瓶に詰めた手紙を投げ込むようなもの…と思っていて、このブログも出さないファンレターとか書いたが、ついに実際にファンレターを書き上げ、然るべき宛先に出してきた…!


久々に特別な手紙を書くのは苦しい作業だった。(甘美な苦しみ?笑)
これに書いたら本当に届いてしまう、というような? 

書くことに困りはしない、溢れ出てくる、書き足りない、信子先生の婦人模範手紙文例なんていらない。とにかく、めっちゃ好っきやねん!!の思いをまとめた(恥)。
字には自信があるようなことを書いたくせに、納得いく文字が書けず、字の練習に勤しむ始末。
<財>も<木>もバランスが難しいし、<麗>が特に納得いかない!
<子>だって…自分だって<子>のつく名なのに普段どうやって書いてったっけ?と思うほど。
それほどに納得いく字が書けず、こだわり捨てたほうが楽になれるで…いや、ここはこだわらんと!と心の中で葛藤し、字の練習をした笑!
わかりきっている言葉でも辞書を引き確認し、これも知っているのに切手の貼る位置も、念のため検索し、何か強迫観念的に調べずにはいられない!笑。この辺が苦しみ?とても気楽になど書けない。
便箋の分量も想定内に収まってよかった。
結局書くことを楽しんではいるけれど、出してホッとした…達成感?解放感?ファンレターを出すまでがライブ鑑賞!と思っているから、ようやくライブ鑑賞が終わったらしい。

久々に熱いファンレターを書けたことが幸せ、こんな手紙を書きたくなるようなお方との邂逅に感謝している。